「バカモン!そんな所いけるか!年を考えろ!!」
おじいさんが、大きな声で息子を怒鳴ったそうです。
80才のおばあさんが、水泳教室に通って元気で過ごした体験談をの本を読んで、家にこもりがちのおじいさんに、あのおばあさんのようになってほしいと、週1回送り迎えの条件で水泳教室に行くように話したそうです。最初は頭を横に振っていたが、いつかお世話になる息子の気持ちを受けて水泳教室に通うようになりました。
月日が経つにつれて、息子が仕事から帰るのを玄関で待つようになりました。そし週1回から2回、3回と回数が多くなり今では息子はあてにならないと言って自分から自転車で通うようになったそうです。息子さんは喜んで通うおじいさんを一目見ようと水泳教室を覗いてみたら若いい人達の中で腰がピーンと立っているではないか!
「若いエネルギーをもらって元気に楽しんでいるんだなー」と思い息子さんは喜んで家に帰ったそうです。
このおじいさん、40代で妻をなくし3人の男の子を男1人で育て上げた人です。職人で頑固で口下手だけど、子供達を深い愛情で見守ってきました。
小学校の夏休みに仕事ばかりでどこへも連れてもらえないと不満を言う子供を、親戚の兄に頼んで海水浴に連れて行ってくれた事を、息子さんは今でも鮮明に思い出すようです。
おじいさん、今を楽しむ……楽しみは長ければ長いほうがいい。
そしてお世話になる時は短ければ短いほうがいい。
人生80年
泣いて暮らすも80年
笑って暮らすも80年
泣いて暮らすも、笑って暮らすも
心ひとつの置きどころ
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