茂さんです。
全体ミーティング時にて社長より現場力に関するレポートを提出せよと言う要望で、
その時に提出したレポートの内容をここで改めて紹介したいと思います。
現場力を強化するには人間関係を大事にしなければならないと思う。
縦や横のコミュニケーションは人間で言えば血液のようなものです。
組織がスムースに流れて、組織の共通目的を達成するためには上司との縦型コミュニケーションも大事だが、自分の部門と並列して存在する横の部門の立場なり都合など全く考えないで行動することは、極めて危険であると考える。
各部門が上司とだけフィットしていても横の連絡が十分でない状態を鵜飼に見ることができると発想しました。
つまり1羽の鵜はそれぞれ1本の手綱によって鵜匠と直結されており、鵜匠との間には極めて微妙な心の動きまでが通じ合い一身同体な関係で鵜匠の意のままに漁が行われているが並列的にいる仲間同志の鵜相互間の協力によるチームとしての力は全く発揮することが出来ていない。
それと同じように各部門毎の努力が上司から示された方針達成と言うことを自分の立場だけで果たそうとする努力であった場合にはその組織は縦方向だけの機能にとどまり、団結力の極めて弱い脆い組織へと転じる可能性があると考える。
そこに横に並ぶ各部門間の調整・協力の必要性が強調されてくると思う。
現場力を強化するためには先ず自分を研き、人間関係を大切にし自分の持ち場を100%守り抜きその上で他の部門とのコミュニケーションを密にし互いに協力補充し合うと言う姿勢が大切であると考える。
以上が私のレポートの内容です。
後日社長のコメントがありました。それもここで紹介しておきます。
社長コメント
鵜飼の話、より分りやすいものでした。私達サービス業はお客様に時間と空間を売る仕事です。1人の力ではそれを満足させることはできません。任された仕事をやり遂げることも大切ですが、その上でお互いを思い助け合うことの出来る組織がみんなが幸せになれる旅館業と言うものです。
以上、型苦しい内容となりましたが、私達はこうしてお客様に喜んでいただけるよう日々努力しております。