こんばんは。
このところ肌寒い日が続き、阿知川沿いの桜も満開一歩手前からじわじわと蕾が開き、ゆっくりゆっくり満開を迎えました。今、まさに見頃です
長く桜の美しさを楽しめるのは、嬉しい限りですね
今日、石苔亭いしだ定例の狂言会『オモテナシ狂言』が行われました。
一年に一度、京都から人間国宝である茂山千作先生をお招きして、当館の能舞台で行われる神聖なる催しです。
朝から雨が降り出しどうなることかと心配しましたが、開演前には日差しも出て、天にも味方されたのだと嬉しくなりました。
今年の演目は 水掛聟(みずかけむこ) ~素狂言~栗焼(くりやき) 瓜盗人(うりぬすびと) でした。
会場のお客さまも、時に頷き、時に大声で笑い、楽しんでいただいている様子が伺えました。
特に千作先生が演じられた 栗焼 では、千作先生の一挙手一投足を見逃すまいと、食い入るように舞台をみつめる姿と大きな拍手。周囲をぐいぐいと世界に引き込んでいく千作先生のパワーを感じました。
「千作先生の姿に涙がでた」とおっしゃるお客様もいらっしゃいました。
演じる姿が観ているものを涙させる、心を震わせることができるって凄いことですよね。
日本の伝統芸能に満開の桜が華を添え、無事狂言会は幕を閉じました。
お越しいただきましたお客様、ありがとうございました。
まだ狂言を観たことがないという方も、来年は是非、石苔亭いしだで『本物の伝統芸能』を身近に感じていただけたらなと思います。
結処(フロント) 山田
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